MYST III: EXILE > レビュー

Reviews of MYST III: EXILE

お見事! 評価:★★★★☆と半分
本当に「見事」としか言いようがない。まず、フリールックムーブメントの導入によって、ため息をつかせる程美しい景色を360度見渡せるようになった。さらに、細かな所にもムービーが使われており、その作り込みの細かさには圧倒される。前作・前々作のストーリーとは少し繋がりが薄いような気もするが、コンシューマー版の発売を見込んでか難易度は低めの設定で、今回初めてミストシリーズに触れたプレーヤーも難なくのめり込めるようなゲームに仕上がっている。実際問題、このゲームからミストシリーズにはまってしまった人もかなりいらっしゃると思われる。ただ、少し残念なのは、日本語訳に不備があったせいで日本語版のみ若干難しくなってしまった所だろうか。
映画にしたいストーリー 評価:★★★★☆
いくつものパズルが絡まりあってゲーム全体で一つの謎を形成していた「RIVEN」とは異なり、一つ一つの時代やパズルが独立しており、その分難易度はかなり低くなっている。グラフィックは今回も文句なく美しいが、さらにどの場所でも360°を自由に見回せるフリールックムーブメントが採用された。その快適さも加わって本作が一番好き、という向きも多いかもしれない。MYSTシリーズに初めて出会う方には本作がお薦め。他、フルオーケストラによるドラマチックなBGMや、役者に元アカデミー賞候補Brad Dourifを起用するなどストーリー部分に力を入れた演出で、前二作とは少々趣の異なった仕上がりになっている点も見逃せない。ただ、ゲームの攻略とは関係ない箇所とはいえ、明らかに誤りと思われる訳があるのは興ざめ。日本語版だけの問題だが、物語性を重視した作りであるだけに、翻訳にも十分に気を配ってほしかったところだ。