1 - 数字

1.1 数字の規則(基礎編)
1.2 数字の規則(発展編)
1.3 数字の規則(補足)
1.4 数字の規則(応用編)
1.5 数字の読み方(基礎編)
1.6 数字の読み方(応用編)
1.7 コラム「ゲーンが5にこだわった理由」



1.1 数字の規則(基礎編)

ドニ語の文字(以下ドニ文字)はまず26個の文字から定められ、そのまま簡略化したものが数字(26文字)になり、省略した上で筆記しやすいように変形したのがアルファベット(35文字)になりました。そして、その数字の記法は25進法(1桁で0〜24を表せる)です。と、ここでおかしな点に気が付いた方は鋭い。25進数なのに25という数字があるということにお気づきになられましたか?しかし慌てないでください。ドニ語において、25という数字は特別な文字で、ある意味宗教的な側面を持っているのです。

さて、具体的な内容に入っていきましょう。ドニ語の数字(以下ドニ数字)は、□の中に縦線や横線を入れることによってそれぞれの数字を区別します。そして、その線の入れ方は1〜4の数字を基本として、4×5=20個の数字が決められます。それでは実際にドニ数字を見てみましょう。(Fig.1-1)

(Fig.1-1)は、具体的なドニ数字(1〜4,5,10,15,20)とその規則を表しています。見ての通り、□の中身を左回りに90°回転させるとその数は5倍になります。この規則さえ分かってしまえば後は簡単です。あともう2つ規則があるのですが、それは発展編・応用編で。
ドニ数字の規則1
(Fig.1-1) ドニ数字の規則1「回転させると5倍」



1.2 数字の規則(発展編)

基礎編では1〜4,5,10,15,20を表す文字の説明をしました。では、残りの数字はどうするのでしょうか。ここでドニ数字のもう1つの規則「数字は足す」という物があります。百聞は一見に如かず、(Fig.1-2)をご覧下さい。(Fig.1-2)はつまり、数字を「5の倍数+1〜4」で表そうとしているのです。これで1〜24までの数字を表すことができるようになりましたね。後ほど説明しますが、実は数字の読み方もこの規則に従います。では、残る2つ(0,25)は補足で。
ドニ数字の規則2
(Fig.1-2) ドニ数字の規則2「数字は足す」



1.3 数字の規則(補足)

以下にドニ数字表(Fig.1-3)を示します。この26文字を暗記する必要はありません。最初の4文字(1〜4)と規則1・2、それに0,25さえ覚えてしまえば、全ての数字は容易に導き出せるはずです。
ドニ数字表
(Fig.1-3) ドニ数字表



1.4 数字の規則(応用編)

最後に応用編です。規則1・2で0〜24(25)までの数字は表せるようになりましたが、26や100といった25以上の数字を表すには、3つ目の規則「繋げて書く」という物が必要になります。規則とは言っても、ドニ数字の記法は1.1で述べたとおり25進法ですから、1の位・25の位・625の位…を単に全部繋げて書けば良いだけのことです。(Fig.1-4)

ちなみに、ドニ数字をテキストで書く時には我々の使うアラビア数字と区別するために、<1>や<23>のように<>で括られることが多いようです。

ドニ数字の規則3
(Fig.1-4) ドニ数字の規則3「繋げて書く」



1.5 数字の読み方(基礎編)

まずは、基本となる数字0,1〜4,5,10,15,20,25の読み方を示します。(Fig.1-5-1)
これだけは覚えておいて下さい。実は、読み方にも「数字は足す」という規則を用いる事が出来ます。数字と数字を繋げるのは "gah" という単語で、「〜と…」という意味を表す並列接続詞です。(Fig.1-2)の例での数字の読み方を具体的に示しておきましょう。(Fig.1-5-2)

ドニ数字の読み方1
(Fig.1-5-1) ドニ数字の読み方1
ドニ数字の読み方1
(Fig.1-5-2) ドニ数字の読み方1



1.6 数字の読み方(応用編)

さて、実際に数字を用いる段になるととても一桁では済まず、(Fig.1-4)の例のように複数の桁が必要になってきます。そうすると気になるのが数字の読み方です。例えば、日本語では位が上がる毎に十・百・千・万という単語を付加し、万以上は十万・百万・千万のように十百千と万億兆…を組み合わせた単語を付加していく規則があります。それと同じようなものがドニ数字にも見られます。(Fig.1-5)

(Fig.1-4)の例で言えば、25 → fah-see、147 → vah-see-rigahbree、457 → heegahsehn-see-vahgahbree、9660 → heebor-rah-naigahfah-see-naivoo、123456 → vahgahbree-lehn-rigahbree-rah-naigahsehn-see-vahgahfah、という風に読む訳です。

ドニ数字の読み方2
(Fig.1-6) ドニ数字の読み方2「位を表す単語」



1.7 コラム「何故ゲーンは5にこだわったのか?」

Rivenをプレイしたことがある人なら、Rivenの中で「5」という数字がいかに重要視されているかがお気づきになったはずです。ゲートルーム、FMD・テレスコープ・牢屋のロックコード、部屋や紋章の形(正五角形)など枚挙に暇がありません。では、なぜ「5」という数字にこだわったのでしょうか。ここではそのことについて少し考察してみたいと思います。

考えられる理由(1)「Riven=第五時代であるから」
皆さんもよくご存じの通り、ゲーンはRivenに「第五時代」という名前を付けました。故に、時代の名前をなぞらえて「5」にこだわったのではないかという発想ですが、これはすぐに否定することが出来ます。というのは、ゲーンは人や物に特別な名前を付けることをある意味蔑視しているので、「第37時代」の彼の第一の下僕を「1」と呼んだり(コイーナという名前がある)、自分の記述した時代でさえ、書いた順番に「第〜時代」と名付けたりしています。つまり、ゲーンにとって「第五時代」という名前はどうでもよいことであり、そこに執着するとは考えられません。むしろ、彼が「5」番目に記述した時代ということから、「5」にこだわっているのだという考えに帰着した方が無難です。従って、話は振り出しに戻ってしまうので、この発想は否定できます。

考えられる理由(2)「ドニの文化の影響を受けているから」
ドニの文化は「5」という数字に深い影響を受けています。既に説明したように、その文字の成り立ちや規則にも「5」が関わってきますし、他の部分(例えば時間単位)でも「5」という数字は頻繁に使われます。ここで「アトラスの書」を読んだことがある人は、それを想い出してみてください。ゲーンは、ドニの文化を崇拝していました。それは結果として、「記述する」という行為の危険性を無視して美化しすぎてしまったために自分が創造主であると勘違いしてしまったわけですが、そんな彼がドニの文化において重要な「5」という数字を重要視しだすということは容易に想像できます。それはまた、彼が「第五時代」に力を入れた事(記述書がかなり厚い事、ゲーンの他の時代に比べて豊かな時代である事、ゲーンがギルドを復活させようとした事など)からも説明が付きます。

以上の考察により、私は「何故ゲーンは5にこだわったのか?」という問いに対し、「ドニの文化の影響を受けているから」と答えるのが妥当であると考えます。しかし、本当にそうだったのかは本人に尋ねてみないと分かりません。皆さんはどう思いますか?