3 - 文型と品詞
3.1 文型
3.2 品詞 - 名詞
3.3 品詞 - 動詞
3.4 品詞 - 形容詞
3.5 品詞 - 副詞
3.6 品詞 - 前置詞
3.7 品詞 - 後置詞
3.8 品詞 - 接続詞
3.9 品詞 - 助動詞
3.10 品詞 - 疑問詞・関係接続詞
3.11 コラム「言語と文字」
これより先は便宜上ドニ文字フォントを多用するので、以下のサイトからドニ文字のフォントをダウンロードしてインストールされる事をお勧めします。
Official D'ni font of the Guild of Linguists(DOWNLODE PAGE)
CyanWorlds Official D'ni font
ドニ語には文型が5つあります。具体的には↓のようになっています。
<第1文型> S V (SがVする。)
例)
. yone rEsYoneは食べる。
<第2文型> S V C (SがCにVする。)
例)
. yone bAken b'D'nEYoneはドニへ接続する。
<第3文型> S V O (SがOをVする。)
例)
. yone seken KortEYoneは本を持っている。
<第4文型> S V O C (SがOをVしてCにする。)
例)
. yone anEen reKor b'bartaYoneはその本を完成させた。
<第5文型> S V IO VO(SがIOにVOをVにする。)
例)
. yone tagen b'zU reKorYoneは私にその本をくれた。
ここで言いたいのは「なーんだ、英語と同じじゃないか」という事なのです。ちなみに「S」=主語、「V」=述語、「C」=補語、「O」=目的語です。
名詞の構造は冠詞と語幹、そして接尾辞からなります。冠詞は定冠詞と不定冠詞の2つ、接尾辞は「所有を表す接尾辞」と「複数形接尾辞」の2種類です。
例) 名詞=(冠詞+)語幹(+接尾辞)
Kor本
reKorその本
erTKorある本
KorO私の本
動詞の構造は名詞と非常によく似ています。違うのは、冠詞の代わりに接頭辞が付く事です。接頭辞は「現在以外の時制を表すの接頭辞」しかありません。そして、接尾辞は「動作主を表す接尾辞」しかありません。
例) 動詞=(接頭辞+)語幹(+接尾辞)
. eDer私は寝る。
. KoeDer私は寝た。
. eDeremあなたは寝る。
. KoeDeremあなたは寝た。
ドニ語の形容詞は英語や日本語とは違い、名詞を前方修飾します。つまり、修飾したい名詞の後ろに付けるのです。また、補語になる事も出来ます。
例)
nE新しい
Kor nE新しい本
eDeral眠い
. Ken eDeral私は眠い。
ドニ語の副詞は英語と同じで、節を跨る事はありませんが割合自由に配置出来るようです。もっとも、普通は文末・文節末に置かれる事が多いのですが。
例)
rameS良く
. KoeDer rameS私は良く寝た。
ドニ語は英語と同じように(つまり日本語とは違い)、前置詞を使う事により節を作ります。前置詞の種類は6種類で英語よりは少なく、しかも全て「子音+eh」という構造をしています。しかし、"eh"という母音は良く使われる為、前置詞では「’」で省略される事が多く、さらに後ろに定冠詞が来る場合は融合形になる事もあり多少英語より複雑になっています。
例)
be〜に、へ
b'D'nEドニへ(母音の省略)
bresevその時代へ(定冠詞との融合)
後置詞とは耳慣れない言葉ですが、要するに前置詞の反対で単語の後ろに置かれるものです。日本語の「てにをは」のような感じです。ドニ語の後置詞は2つしかありません。どちらも所有や所属を表すものですが、微妙な使い分けがあるので注意が必要です。
例)
ok〜の
Korok〜の本
xo〜の
zu xo〜の終わり
ドニ語の接続詞は従属接続詞と等位接続詞の2種類があります。従属接続詞は文中に名詞節・副詞節を作るもので「〜である…」があり、等位接続詞は文や単語などを同列に接続するもので「しかし」「それで」「〜と…」「〜か…」があります。
例)
rU〜である…
rUbしかし
gormotそれで
fa ga brE1と2
fa pam brE1か2
ドニ語で助動詞と呼べるものは1つしかありません。それは可能を表す助動詞"voohee"です。この助動詞は本動詞の直後に置かれ、時制や人称での変化はありません。
例)
. bAkem b'D'nEあなたはドニへ接続する。
. bAkem vUhE b'D'nEあなたはドニへ接続出来る。
英語に近いだけあって、疑問詞や関係接続詞は数多く存在します。しかし、疑問詞の構造はどちらかと言えば日本語に近く「何」「何故」「何処」のように、1つの疑問詞から他の疑問詞が派生するような構造になっています。
例)
Kam何
Kamto何処(何+場所)
Kamrov誰(何+人)
Kam rEsem何を食べているのですか(疑問文)/あなたが食べているもの(関係節)
この講座ではドニ語を表す時には、出来るだけドニ文字を使用しています。何故なら言語と文字はやはり切っては切れない繋がりがあると考えているからです。言語が発展し変化していく過程では、文字もやはり変化していくものなのです(一部文字のない言語もありますが)。つまり、ある言語を書き表すのに最も適した形態がその文字であるという事です。最も適した物を使えるならば、それを使わない手はありません。むしろ、使わないのはナンセンスとも言えるでしょう。いつか、「日本も国際化に向けて日本語を全てローマ字で表すべきだ」という話が聞かれましたが、これは言語にあった文字を使わない事がいかにナンセンスであるかを証明してくれるものだと私は考えています。「ドニ語はドニ文字で」当たり前のようですが、実は一番重要なのではないでしょうか。