7 - 修飾

7.1 形容詞
7.2 副詞
7.3 数詞の副詞的用法
7.4 コラム「ドニと数字」



7.1 形容詞

形容詞は名詞に付く修飾詞で、ドニ語の場合は名詞の後ろに続けて書きます。もちろん複数個書いても構いません。

例) 形容詞による名詞の修飾

oSanin失われた

biv全ての

Kor oSanin失われた本

Kor oSanin biv全ての失われた本


形容詞には名詞的用法もあります。しかし、名詞的用法として覚えるよりは「直前の名詞が省略されている」と考える方が素直でしょう。それにより、形容詞の名詞的用法が使えるのは第二文型の補語だけである事も自然と分かります。

例) 形容詞の名詞的用法
. reKor Kenen erTKor oSaninその本は失われた本だ。

. reKor Kenen oSaninその本は失われた。



7.2 副詞

副詞は動詞に付く修飾詞でドニ語の場合は動詞の後ろに続けるか、文(節)末に置きます。もちろん複数個書いても構いません。例外として副詞を強調する場合に、文(節)頭に来る事もあります。

例) 副詞による動詞の修飾

KageS独自に

. KoanE reKor私はその本を手に入れた。

. KoanE reKor KageS私は独自にその本を手に入れた。



7.3 数詞の副詞的用法

数詞を副詞的に用いる事で、状態の度合いを示す事が出来ます。日本語で言うと「少し」→「まあまあ」→「とても」「凄く」といった単語にあたる物です。

例) 数詞の副詞的用法

b'fa少し

b'riSとても

b'fasEこれ以上ない程


例を見て戴ければ分かると思いますが、要するに「前置詞(b')+数詞」という節を作る事によって、その数の大きさで物事の度合いを示す副詞にする事が出来るのです。理論的には0〜25までの26段階(!)で表現する事が出来ますが、事実上そんなに細かく区別する事はないようです。

例) リヴンでのケタ(ホログラム)のセリフ

xanいつも・いつでも

tAgan愛する

xan botAgan Sem b'fasE何時でもこれ以上ない位、貴方の事を愛します。



7.4 コラム「ドニと数字」

ドニ文字はドニ数字と非常に深い繋がりがあるという事を第1講で申し上げましたが、それが意味する所はドニ語全体においても数字は重要であるという事です。その最たるものが数詞の副詞的用法です。数字で直接的に程度を表現出来る言語というのは非常に珍しいと思われます。日本語で「明日は40%ぐらいの確率で行ける」とか「60%の確率であってると思う」とか言う事は(殆ど)ない訳で、ドニ語の特殊性或いは非常に強い数字との繋がりが明確になるでしょう。